1.30.0

主な修正と変更

genvid-azure-image create-images コマンドの改良

このコマンドは、 image および blob タイプの中間リソースを削除するようになりました。–keep-intermediate-resources という新しい引数を、デバッグ用に中間リソースを保持するために追加しました。

このコマンドは、プライベートなアクセスレベルを持つソースおよびデスティネーションのストレージコンテナで動作するようになりました。これは、 Azure CLI が、プライベートコンテナにアクセスできるサブスクリプションでログインしている限り、機能します。このコマンドは、 blob コンテナにアクセスする前に、 Azure CLI を使って内部でアクセスキーの取得を試み、取得できた場合にはそれを使用します。

クラスタ設定

クラスタ設定の新しいフレームレート値

クラスタ設定出力セクションにフレームレート値を追加しました。入力フレームレートから独立してストリーミングプロバイダに送信されるビデオストリームのフレームレートを定義できるようになります。

改善されたフローに合わせて改訂されている解説書。

SDK 解説書に加えられる一部の大きな変更の準備のため、主なセクションの数を減らし、内容の一部を移動しました。1.30.0 の改訂ではその内容をわかりやすくするために、既存の解説書のセクションを再編成しました。

  • インストールされたサンプルの更新についての情報は、サンプル、およびリリースとアップグレードに関する注意事項の両方のセクションにあります。
  • 導入部には、Genvid SDK のアーキテクチャとその動作についての情報が含まれます (以前はクイックツアーにありましたが、削除しました)。
  • Genvid SDK に含まれる各種ツールに関する情報は新しい「Genvid ツール統合」セクションにあります (以前はサンプルと参照の両方のセクションにありました)。

その他変更点や修正点

  • [解説書] YouTube セクションにプライバシーオプション、遅延オプション、またデータとキャッシュの関係についての情報を追加。
  • [解説書] Firefox がスタンドアロンプレイヤーと同期しない既知の問題を解消。
  • [解説書] genvid.compose-gameframes.framesize メトリックのタイプが正しくないという問題を解決。
  • [解説書] genvid.gvencode-compose framereceivedfpsframesentfps が不足していたエントリーを追加。
  • [解説書] 著作権情報をアップデート。
  • [解説書] Python 3.8 に飛ばなかった Python の公式解説書へのリンクを修正。
  • [解説書] 主なリファクタリングの準備でドキュメントフォルダの階層構造をアップデート。
  • [sdk] GenvidSDKCSharp.csStatusFailed() 対応について情報を追加。
  • [sdk] 複数のフレームが同時に送信される問題を解決。
  • [sdk] インストーラのライセンスを、更新されたバージョン 07/30/2021 にアップデート。
  • [sdk] Genvid_GetParameterPointer のパラメータキーが null の時に起こるクラッシュを解決。
  • [unity-plugin] NewtonSoft.JSON の依存性を JsonUtility の使用と置き換え。
  • [toolbox] より使いやすいインターフェイスの新しい PackageArchiver class を genvid.toolbox に追加。
  • [toolbox] genvid.toolbox.Package を廃止し、 genvid.toolbox.PackageFactory を採用。詳細は、アップグレードに関する注意事項を参照してください。
  • [toolbox] genvid.toolbox.Package を廃止し、 genvid.toolbox.PackageFactory を採用。詳細は、アップグレードに関する注意事項を参照してください。
  • [toolbox] より使いやすいインターフェイスの新しい PackageArchiver class を genvid.toolbox に追加。
  • [toolbox] 常にアーカイブファイルの名前と内容に基づいてチェックサムを使用するように genvid-sdk package コマンドを改良。
  • [toolbox] PackageArchiver を使用するため SDK.update_archive コマンドを廃止。
  • [ツールボックス] ツールボックス CLI による環境変数 VAULT_TOKEN_FILE および VAULT_KEYS_FILE のサポートを追加。
  • [ツールボックス] Consul 設定を変更せずに SDK.load_config を複製する新しいメソッド load_config_folder を追加。
  • [ツールボックス] load_nomad_template_jobProjectTool に移動することで再利用性を改善。
  • [ツールボックス] ConsulTemplateTool ではなく ProjectTool から派生させることで RuntimeTool および SDK classes を改良。
  • [ツールボックス] ツールボックスがサービス用に CONSUL_HTTP_ADDR を設定する GENVID_DEFAULT_IP 環境変数を使わない問題を修正。この問題で、CONSUL_HTTP_ADDR が GENVID_DEFAULT_IP に合わせて明示的に設定されていない場合に bastion-api がクラッシュしていました。
  • [ツールボックス] ProjectTool.LOGS は非推奨です。詳細については、アップグレードノートを参照してください。詳しい情報はアップグレードに関する注意事項を参照してください。
  • [ツールボックス] ローカルサービスに対してエラーを返していた genvid-bastion log コマンドを修正。
  • [ツールボックス] genvid-bastion log コマンドのすべての登録済みログのサポートを追加。
  • [ツールボックス] genvid-sdk loggenvid-bastion log のすべてのログをリスト化する機能を追加。
  • [ツールボックス] 使用されなくなった BastionTool.SETUP_LOGS を廃止。
  • [ツールボックス] chardet モジュールの依存関係が欠けていた問題を修正。
  • [ツールボックス] GENVID_BASTION_URL が設定されている時に genvid-sdk コマンドは Consul にもアクセスする必要があるという問題を修正。
  • [ツールボックス] SSL プロキシの背後で swagger が使われている時の Swagger UI 用のベース URL を修正。
  • [installer] デフォルトのインストールフォルダとレジストリが実際の製品名と一致するように修正。修正後のインストールフォルダは Genvid Technologies\\Genvid SDK X.Y.Z.W と呼ばれ、レジストリキーは SOFTWARE\\Genvid Technologies\\Genvid SDK X.Y.Z.W にあります。
  • [composed] composeD を再スタートした後にプログラムコンポジションが記憶されていないという問題を修正。
  • [composed] ストリームバスがフルでメッセージが削除された時に、削除された RTMSP メッセージの数をログとメトリクスに追加。
  • [composed] GVEncode との接続がアクティブでない時に、Composed 内でデータフレームと遅延 A/V フレームのキャッシュをクリアする機能を追加。
  • [gvencode] コンポジションがオンでゲームが再スタートされた時に音声が非同期される問題を修正。
  • [gvencode] 終了したソースがデコーダを正しく破棄しない問題を修正。
  • [gvencode] Sink Filter のオーディオパケットが長いストリーミングセッションの間に蓄積される問題を修正。
  • [gvencode] 重複したビデオフレームがログに正しく報告されない問題を修正。
  • [gvencode] ビデオフレームの補償が起きた時に発生するオーディオ/ビデオの非同期を修正。
  • [gvencode] ビデオの補償が起きた時のリソースの漏れを修正。
  • [samples] ツールボックスから生成される SSL 認証を使うことでローカル SSL 制御を改善。
  • [studio] シーンからトランジションを削除。現在トランジションはグローバルで、カットされる次のシーンに適用されます。
  • [studio] gvencode がダウンした時に、モニタのストリームへ自動再接続するよう修正。
  • [ingest] composeD ジョブが再スタートされた時に、Ingest ジョブが再スタートされる問題を修正。
  • [remotegui] RemoteGUI が重複フレームを表示しなかった問題を修正。
  • [loadtester] loadtester の代わりに loadtest がプレフィックスとして使用されることについて解説書を修正。
  • [metrics] 表示される値がストリームタイプであるということを示すメトリクスタグ内のテキストが欠けていたことを修正。
  • [genvid-ami] Python 3.8.6 と PIP 21.1 を使用するようゲームマシーンをアップデート。
  • [aws] modify-permissions および describe-permissions コマンドを genvid-ami に追加。詳しい情報は AMI の管理 セクションを参照してください。
  • [aws] すべてのサンプルクラスタでゲームとサーバー AMI 両方の AMI オーナーを設定する機能を追加。詳しい情報は解説書とアップグレードに関する注意事項を参照してください。
  • [nats] Windows と Linux の NATS サーバーを 2.0.4 から 2.2.6 へアップグレード。
  • [tick] Tick サンプルで使われるアプリをその最新バージョンにアップグレード。合わせて Chronograf ダッシュボードを更新。
  • [cluster-api] サービス用のログがない時の問題を修正。「404 存在しません」の代わりに 500 ステータスコードを返していた。
  • [gvencode, ingest] 異なるビデオモードで OBS のスタートやストップを続けると黒いフレームを表示するようになる問題を修正。
  • [sdk, composed, gvencode] 単調増加クロックを使用することで Genvid クロックの精度を改善。
  • [Web サンプル] ビデオプレイヤーが準備できている場合はオーバーレイのみ表示することでデザインを改善。
  • [Web サンプル] 出力フレームレートオプションを Web サンプルに追加することで視認性を改善。