1.25.0

主な修正と変更

Azure Multi-AZ ロードバランス

複数のアベイラビリティゾーン (AZ) にデプロイする機能を追加しました。これにより、設定タブに azs という新しい変数が導入され、AWS のサポートに対応できるようになりました。詳細は Azure Cloud 解説書の タグ セクションを参照してください。

Azure SSL 有効クラスタ

モジュール azurerm_basic_cluster_alb_ssl により、SSL 対応クラスタのデプロイが可能なりました。このモジュールでは、証明書、DNS を管理し、クラスタで Application Gateway を使用することができます。これは、SSL クラスタの使用を必要とする Twitch 拡張機能やその他のプラットフォームを構築する際に重要です。

Cube サンプルデータストリームのリファクタリング

データストリームの使用法のベストプラクティスに従って、Cube サンプルをリファクタリングしました。

データ送信が複数のストリームに分割されるようになりました。

  • 名前
  • 位置
  • カメラ

さらに、以下の改善を実装しました。

  • Popularity が毎秒通知として送られてくるようになりました。
  • RESETSPEEDDIRECTION イベントは、変更への応答として通知を発動します。
  • COLORS イベントは、変更への応答としてアノテーションを発動します。
  • Twitch 拡張機能が、色の変化を受信したときに視覚的な通知を表示するようになりました。
  • Web サンプルが、色の変化のカウントダウンポップアップを表示するようになりました。
  • Web サンプルが、イベントへの応答に緑色のポップアップを表示するようになりました。

サービスとしての Studio

Studio サンプルを標準サービスに変換したため、スタンドアロンの Studio サンプルはなくなりました。詳細は アップグレードノート を参照してください。

その他変更点や修正点

  • [解説書] リリースノートのページに数字を付けて解説書のクイック検索結果を改善。
  • [解説書] Genvid_Initialize および Genvid_Terminate の解説を改善。
  • [解説書] 欠落していた genvid.webgateway メトリクスの定義を追加。
  • [解説書] genvid.gvencode-compose プレフィックスの下にある rtmspMessageQueueCountoutputbufferlimit_uswriteframe メトリクスのタイプが間違っている問題を修正。
  • [解説書] GCL 欠落フレームのメトリクスを追加。
  • [解説書] DLL 呼び出しのメトリクスを更新。
  • [sdk] メトリクスの解説書に framemissed key to the メトリクス キーのメトリクスを追加。
  • [sdk] tick および composed に GCL メトリクスを追加。
  • [sdk] audio/video 情報のメトリクスを追加。リモート GUI でも利用できます。
  • [sdk] Genvid DLL コールに経過時間のメトリクスを追加。
  • [sdk] ログをリアルタイムではなく、30 秒ごとに重複およびドロップしたフレーム数を報告するだけに改善。
  • [sdk] framesubmittedframesizesubmittedframesubmitteddroppedframesizesubmittedropped メトリクスが送信されない問題を修正。
  • [sdk] audio-submit delta-metrics が送信されない問題を修正。
  • [sdk] WASAPI オーディオキャプチャ使用時にクラッシュが発生する問題を修正。
  • [sdk] オーディオ、ビデオのラグ発生時に、オーディオストリームが途切れる問題を修正。
  • [sdk] アノテーションが 1 回目以降送信されなくなる問題を修正。
  • [sdk] オーディオフレームレートが設定値でなく、デフォルト値を使用する不具合を修正。
  • [sdk] 送信リストに既に登録されているフレームをシステムが過剰に補正してしまう問題を修正。
  • [sdk] サブミット漏れが補償されない問題を修正しました。
  • [sdk] リモート GUI の FPS が誤って計算されていた問題を修正。
  • [sdk] Game と GVEncode 間のオーディオ/ビデオフレーム統計を表示するログを追加。
  • [sdk] HTTP レスポンスの出力バッファサイズが大きすぎると表示される不具合を修正。
  • [sdk] ゲームデータが同期しない不具合を修正。
  • [sdk} フレームレートが 1 FPS 以下のゲームをストリーミングすると、ストリームがロックされる問題を修正。
  • [sdk] ライブラリで有効になっていない例外処理の欠落を修正。
  • [web-sdk] Web SDK に欠落していた TypeScript の説明ファイルを追加。
  • [studio] ユーザーが再生ボタンを押さなかった場合、Studio がブラウザをクラッシュさせる問題を修正。
  • [studio] UT4 サンプル使用時に Studio が起動しない問題を修正。
  • [studio] CUT 使用時にストリーミングが停止する問題を修正。
  • [studio] 一度有効にした Studio を無効にするとストリーミングに失敗する問題を修正。
  • [studio] 初回起動時にモニタータブで Studio スタジオが開かない問題を修正。
  • [studio] 選んだ設定が正しく記憶されない問題を修正。
  • [studio] オーディオ設定が適用されない問題を修正。
  • [composed] binsD に状態を格納してバックエンドと Studio UI のミスマッチを防ぐことで、composeD のバックエンドのコンポジション状態を改善。
  • [composed] 例外の発生後、composeD が再接続できない問題を修正。
  • [composed] データストリームの帯域幅が異常に増加する問題を修正。
  • [composed] クラッシュ後に、composeD が再接続できない問題を修正。
  • [composed] composeD と GVEncode の接続が切れたときにメモリが増える問題を修正。
  • [composed] フロントエンドがゲームデータのメトリクスの送信に失敗する問題を修正。
  • [composed] compose-backend frame-discarded メトリクスを追加。
  • [composed] ストリームが認識されない問題を修正。
  • [composed] GVEncode との接続がオフラインの場合、composeD がゲームデータを送信しない問題を修正。
  • [gvencode] 初期化時に GVEncode がクラッシュする問題を修正。
  • [gvencode] Genvid 設定でオーディオストリームを無効にすると、オーディオ/ビデオ/データの非同期化が発生する問題を修正。
  • [gvencode] rtmspMessageQueueCount メトリクスにオーディオとビデオの個別のフィールドが含まれていなかった問題を修正。
  • [gvencode] 接続エラー時にリソースがフラッシュされないとサービスがクラッシュする問題を修正。
  • [gvencode] ローカルおよびクラウド テンプレートでは、すべてのフィルタ メトリクスをデフォルトで有効化。
  • [gvencode] gvencode でクラッシュする可能性のある合成コマンドのバグを修正。
  • [gvencode] ingest がストリームを受信しているときに gvencode がメモリ不足になることがある不具合を修正。
  • [rootd] Session: read error: read tcp : i/o timeout のログレベルをエラーから警告に変更。
  • [rootd] データフレームが無効なタイムスタンプで出力されていたバグを修正。
  • [leafd/rootd] ストリームにアノテーションが送信されていない場合、 rootD と leafD がクラッシュすることがある問題を修正。
  • [cube サンプル] キューブの色が変わったときに、キューブのヘイローの色が切り替わらない問題を修正。
  • [cube サンプル] UE4 Cube サンプルによって送信されるリセット通知が、管理者が行っていない場合でも、管理者によってトリガーされたと表示される問題を修正。
  • [cube サンプル] UE4 Cube サンプルでキューブをリセットすると、位置のみではなく、方向、向き、速度、色が変更されてしまう問題を修正。
  • [cube サンプル] Cube DirectX サンプルから未使用の設定ファイルを削除。
  • [cube サンプル] インスタンスの地域設定が US/English になっていない場合に、キューブの位置やカラーフォーマットが設定できない問題を修正。
  • [unity プラグイン] ストリーム FPS パラメータが無視される問題を修正。
  • [unity プラグイン] データが送信されない問題を修正。
  • [unity プラグイン] オーディオストリームのパラメータが、オーディオが送信されるたびに設定される問題を修正。
  • [unity プラグイン] Genvid Video Prefab を更新し、Unity UI の新しいフィールドでユーザーがビデオのフレームレートを設定できるようになりました。
  • [unity プラグイン] Audio/Video/Data Streams の destroy 関数が正しく呼び出されていなかったのを修正。
  • [ue4 プラグイン] プラグインを現在の Unreal LTS バージョン 4.25.4 と互換性のあるものに更新。
  • [ue4 プラグイン] -v (--version) および -e (--envpath) のフラグ付きでインストールした場合に、UE 4.22 バージョンのビルドへのサポートを追加。
  • [ue4 プラグイン] SubmitNotification を使用すると、 GenvidStreams がクラッシュする問題を修正。
  • [ue4 サンプル] Cluster UI でログにアクセスできない問題を修正。
  • [ue4 サンプル] UE4 のプラグインファイルを転送するマニフェストファイルをアプリケーションフォルダに移動。詳細は GenvidPlugin インストール解説書 を参照してください。
  • [ue4 サンプル] ue4.py prepare を呼び出すと、変更したファイルが削除されてしまう問題を修正。
  • [ue4 サンプル] ue4.py prepare コマンドに --quiet および --progress オプションを追加。
  • [ue4 サンプル] UE4 のキューブスクリプトが環境コマンドを無視する問題を修正。
  • [ue4 サンプル] UE4 のキューブスクリプトがデフォルトの空の環境を設定する問題を修正。
  • [ue4 サンプル] SubmitNotification を使用した Blueprint に通知データのリンクがない問題を修正。
  • [ut4 サンプル] SSL ストリーミングのサポートを追加。
  • [ut4 サンプル] BP_GenvidStreams を新しい SubmitNotification 関数の場所に合わせて更新。
  • [youtube] チャンネル名を使用している場合に、埋め込み YouTube プレイヤーが接続できない問題を修正。 接続にビデオ ID を使用するようになりました。
  • [ツールボックス] genvid-clusters コマンドの -c オプションが無視されてすべてのクラスタに適用される問題を修正。
  • [ツールボックス] requests ライブラリの固定バージョンの要件を削除。
  • [ツールボックス] デフォルトの Python バージョンを 3.5 から 3.8.6 にアップグレード。
  • [bastion-api] /isIPinCidr API エンドポイントを Bastion API に追加。
  • [bastion-ui] DELETE 確認ダイアログが消える問題を修正。
  • [bastion-ui] 現在の Bastion IP が信頼された CIDR の一部でないかどうかをユーザーに知らせるために、Terraform の設定ページに視覚的なフラグを追加。
  • [bastion-ui] メニューのドロップダウン項目に欠落していた Monitor アイコンを追加。
  • [bastion-ui] basic_cluster_alb_sslminimal_cluster_alb_sslazurerm_basic_cluster_alb_ssl に新しい設定 web_health_check_path を追加。
  • [bastion-ui] 複数のクラスタでモジュールのインポートを処理する際に、正しい状態を表示するように UI を改善。
  • [bastion-ui] 非常に長い値を持つ Terraform 設定の表示を改善。
  • [bastion-ui] 値が変更されていない場合に、Terraform の設定ページで Unsaved changes ダイアログが表示される問題を修正。
  • [cluster-ui] Edge や Chrome を使用しているときに、ボロードキャスト設定の項目が消えてしまう問題を修正。
  • [aws] AWS クラスタ basic_cluster_alb_ssl から変数 private_subnetspublic_subnets を削除。
  • [aws] 組織単位 (OU) の利用を可能にするデフォルトの AWS 認証プロバイダへのサポートを追加。
  • [aws] us-east-1 以外のリージョンの S3 バケット作成へのサポートを追加。
  • [aws] 新しいクラスタ用に暗号化されたローカルストレージのサポートを追加 (アップグレード時には無効にすることができます)。
  • [aws] サーバインスタンスを Debian バージョン 9 からバージョン 10 にアップグレード。
  • [aws] 一部の Terraform の変数と出力の名前を変更し、AWS クラスタからそれ以外のものを削除。詳細は アップグレードノート を参照してください。
  • [aws] クラスタ作成後に AWS でサブドメインを変更できるようにサポートを追加。 NS レコードは手作業で削除する必要があります。
  • [aws] ami_version 変数でサフィックスが指定されていない場合に、Terraform がバージョンサフィックスを持つ AMI をピックする問題を修正。
  • [aws] minimal_cluster_alb_ssl および basic_cluster_alb_ssl で変数 leaf_tg_stickiness_enabledleaf_stickiness_ttlweb_tg_stickiness_enabledweb_stickiness_ttl が使用されている場合、ユーザーが別の Leaf 接続に切り替えられない問題を修正。
  • [aws] 他の minimal_* クラスタモジュールと統一するために minimal_cluster_alb_ssl に追加された変数 server_instance_profile_namegame_instance_profile_name 、 key_pair_privatekey_pair_public
  • [azure, aws] Windows Defender SmartScreen を無効にして、wingame イメージを作成する際に必要のないプロセスの CPU 使用量を削減。
  • [consul] Consul をバージョン 1.8.6 にアップグレード。
  • [consul] Azure クラスタへのオートジョインのサポートを追加。
  • [nomad] Nomad Server と Client をバージョン 0.12.1 にアップグレード。
  • [tick] Genvid Connect Library (GCL) を監視するためのダッシュボードを追加。