1.10.0

このバージョンの主な変更点

Studio は複数のウィンドウの同期をサポート

Studio アプリケーションのウィンドウを複数開いて、複数のデバイスからのストリームを制御できます。

新しい合成モジュール: Chroma Key Filter

合成ツールボックスに新しいフィルタ Chroma Key Filter を追加しました。グリーン画面の特殊効果として有名なものです。この新しいコンポーネントを使用して、自分や他のビデオを画面に直接取り込むことができます。

Unity プラグインの統合によるダイレクトサウンドキャプチャ

スピーカーデバイスで自動キャプチャを使用する代わりに、SDK にサウンドを直接送信する機能を追加しました。この機能は、外部のサウンドがストリームに混ざってしまう不具合を回避できます。Unity3D サンプルのデフォルト設定に使用しています。その他の統合機能も近日公開予定です。

Unreal Engine のビューポートキャプチャ

Unreal Engine の UTexture のキャプチャ機能を追加しました。この機能は、さまざまなプレイモード (PIE、スタンドアロン、シミュレート) からのライブ配信をサポートし、全画面表示を維持しながらライブ配信中のものを選択できます。

Cluster-UI でのクラスタ設定管理機能の追加

ジョブとログの定義を、UI から直接管理する機能を追加しました。

今まで以上に簡単にクラスタ設定ができる新しい API

Bastion API にいくつかの改良を行いました。

Terraform の複数の設定から選択して、Terraform のリモートストレージバックエンドを簡単に設定できるようになりました。

また、Web サーバー、S3 バケット、GitHub、Bitbucket などのソースコード管理 Web サイトなどのリモートソースからの Terraform モジュールの管理をサポートしました。

スクリプトを使用したり、UI から直接操作して、新しいモジュールを管理することができます。

新しいバグ報告ツール

インストールしてからの重要なログや設定を記録する新しいバク報告ツールを追加しました。今回のものは、ツールの初期バージョンであり、問題発生時の、解決支援に役立てていきたいと思っています。

その他小さな変更点や修正点

  • [bastion-api] クラスタ削除時にクラスタの状態を、上書きする強制オプションを追加。
  • [genvid-bastion] 新しいインストール、アンインストールコマンドを使用した、bastion のクリーナ管理。
  • [unity] Unity3D サンプルに、Unity3D version 2017.02 へのサポートを追加。
  • [studio] ジョブブラウザの Studio リンクの 404 (ページが見つかりません) エラーを修正。
  • [sdk] ビデオが正しいフレームシーケンスの再生前に、まれに、直前のフレームに戻ってしまう不具合を修正。
  • [sdk] ゲームウィンドウが最小化された時に、まれに、フレームグラバーが無制限にフレームを割り当ててしまう不具合を修正。
  • [genvid-ami] genvid-ami 設定中のエラーにより、セットアップが再開できなくなる現象が発生することがありました。エラー発生時点から再開するように修正しています。
  • [bastion-api] ログ取得用の新しいURL を追加。 /v1/terraform/instance/{instanceId}/command/{commandId}
  • [genvid-sdk] カスタムバケットへの画像アップロードができるようになりました。さらにスクリプトを改良し、必要な画像のアップロード以外の機能も追加しています。
  • [standalone-player] Firefox でのスタンドアロンプレイヤーのパフォーマンス向上。
  • [ue4 plugins] 設定変更時に、インターフェイスの更新エラーが発生する問題を修正。
  • [engine plugins] クラスタ管理インターフェイスを改良。
  • [cluster-api] ログファイル取得時に、ストールが発生する不具合を修正。
  • [compose] Consul 設定にアクセス中に Compose のクラッシュが発生する問題を修正。