1.24.0

主な修正と変更

クラウド デプロイ - Azure

クラウド環境を作成する際に、ベースイメージをより迅速にインポートできるように、genvid-azure-image コマンドを追加して Azure デプロイのサポートを改善しました。

サーバーイメージの Linux ディストリビューションを Ubuntu 16.04 から Debian 10 に変更し、AWS サーバーイメージのディストリビューションファミリに合わせて、新しいものにしてパフォーマンスを向上させました。

クラウド デプロイ - AWS

AWS クラスタのデプロイのための G4 マシンと Windows 2019 のサポートを追加しました。

これにより、デプロイ先のアベイラビリティゾーン (AZ) に対応するサブネットを定義することができるようになりました。それに応じて、クラスタの様々なコンポーネントはこの AZ に振り分けられます。AZ は、新しい変数 subnet_idsazs で定義されるようになりました。force_azs は廃止しました。この変更により、クラスタ変数と出力の間の均一性も向上しました。

wingame イメージを、Windows Server 2012 R2 から Windows Server Datacenter 2019 にアップグレードしました。また、パフォーマンス向のために、Windows DefenderWindows Firewall をデフォルトで無効にしました。

RemoteGUI (ベータ)

新しい RemoteGUI は、エンコーディングパイプラインに関するライブで視覚的な情報を提供します。ライブストリームのコンポジションに問題が発生した場合に、トラブルシューティングを行い、ボトルネックがどこにあるのかをより正確に特定するのに役立ちます。

Unity プレハブの変更

Unity プラグインのエディタ部と SDK 部が 2 つの別々のプラグインにエクスポートされるようになりました。

その他変更点や修正点

  • [unity-plugin] SubmitNotificationGenvidSession の一部となりました。関連するメソッドは、GenvidStreams で非推奨としてマークされます。
  • [unity-plugin] エラーがない場合でも SubmitGameData が必ず false を返す不具合を修正。
  • [unity-plugin] SubmitGameDataSubmitAnnotationSubmitNotification にオーバーロードを追加し、利便性と同質性を向上。 (すべて同一のオーバーロードとなりました)
  • [unity-plugin] SubmitGameDataSubmitAnnotationSubmitNotification のすべてのオーバーロードは、null に対して一貫して、早期に false を返し、エラーログを表示するようになりました。
  • [ingest] サポートされているカラーフォーマットとカラースペースを解説書に追加。
  • [ingest] Ingest サンプルで RTMP ソースを切断するとクラッシュする場合がある不具合を修正。
  • [ingest, gvencode] オーディオソースがステレオでない場合のオーディオストリームのリサンプリングの問題を修正。
  • [ingest, gvencode] OBS を停止して起動すると、オーディオ/ビデオの非同期が発生する問題を修正。
  • [ingest, gvencode] インターネット接続に問題がある場合に、オーディオ/ビデオの同期が乱れる問題 (遅延、ドロップ、スロットル) を修正。
  • [composed] クラスタ起動後にゲームデータが表示されない問題を修正。
  • [composed, gvencode] コンポジションデータの帯域幅を最適化。
  • [toolbox] 現在の Azure サブスクリプションにイメージを作成するコマンドを追加。これにより、Azure でのクラスタ作成をより迅速に行うことができます。
  • [toolbox] upload-images-sdk の解説を更新
  • [toolbox] Linux サーバーが、設定を適用して Vault アクセスを確実に行なうために dhclient を再スタートするようになりました。
  • [toolbox] genvid-azure-image の実行に Python 3.8 が必要となりました。
  • [studio] Studio コンポーネントをダッシュボードごとに 1 種類に限定。
  • [studio] Studio ダッシュボードの 「」+Broadcast(Deprecated)」」 パネルを削除。
  • [studio] シーン作成時の、コンポーネント設定を削除。
  • [studio] Studio でダッシュボード ID を有効化。適切に保存するためには、英数字で始まる文字列でなければなりません。
  • [studio] カバー トランジションにオーバーシュート補間を適用したときに、オーバーシュート セクションに黒枠が表示されなくなりました。
  • [studio] 再生を開始しない場合に、モニタからダッシュボードに切り替えるとクラッシュする問題を修正。
  • [studio] 障害発生後に複数回再スタートする問題を修正。
  • [studio] 同時読込によるブラウザの速度低下を修正。
  • [studio] Studio UI パフォーマンスを最適化。
  • [studio] クラスタで初めて Studio を開いたときに、Studio のデフォルトシーンが表示されるようになりました。
  • [azure] 新しい genvid-azure-image コマンドで、Genvidtech Azure blob ストレージから直接ベースの Linux および Windows イメージをインポートしたり、Windows ゲームイメージを準備したりできます。
  • [azure] Azure のリソースグループと共有イメージギャラリーのデフォルト値を変更。
  • [azure] 解説書を更新し、Azure で SDK を使用するには Python 3.8 が必要であることを追記しました。
  • [azure] genvid-azure-image を使用する際の shared_gallery_image_version の解説を更新。
  • [web サンプル] request と request-promise のライブラリを axios に変更。
  • [web サンプル] すべての配信サービスに SSL サポートを追加。
  • [web サンプル] ローカルクラスタの自己署名証明書を生成するための generate-ssl.py スクリプトを追加。
  • [web サンプル] サンプルのブラウザコンソールエラーを修正。
  • [web サンプル] cube の色を変更した際にアノテーションが正しく表示されるようになりました。
  • [web サンプル] 埋め込みサービスの SSL サポートを向上。
  • [web サンプル] コンソールで「No Composition Data found」という警告が発生するキャッシュの問題を修正。
  • [web api] genvidClient.IDataFrame.timeCode をミリ秒に変換。
  • [nomad] Nomad バージョンを 0.12 に更新。
  • [DirectX cube サンプル] cube DirectX のビルドに関する解説を変更。
  • [ue4] Unreal サンプル ビルドでの非推奨プロパティの警告を修正。
  • [ue4 cube サンプル] ue4.py build で不正なバージョン引数が使用された場合のスクリプト例外を修正。
  • [ue4 cube サンプル] GenvidEditor が HTTP request を処理中に失敗することがある問題を修正。
  • [ut4 サンプル] AWS インスタンス上で UT4 サンプルが実行できない問題を修正。
  • [web サンプル] Cube と Unreal Tournament の Web サンプルに、Twitch サポートのために欠落していた /health エントリーポイントを追加。
  • [terraform] Init および ImportModule 起動時に、モジュールをダウンロードするための terraform workdir フォルダを一貫して使用するように変更。
  • [ut4] クラウド alb_ssl クラスタ上での SSL ストリーミングに対応。
  • [genvid-ami] vb-audio ドライバの URL が https を使用するようになり、公式リンクを使用するようになりました。
  • [インストーラ] 要求される Terraform スタンダードモジュールのダウンロードが必要になったため、インストーラに Git インストールを追加。
  • [bastion-ui] 多数のクラスタが存在する場合に Terraform 設定ページでスクロールする問題を修正。
  • [tick] Chronograf バージョンを 1.3.9.0 に更新。
  • [tick] マージしやすいように、エクスポートしたダッシュボードのキーを並べ替えました。
  • [rootd] rootd がクラッシュして再起動した場合に、システムがデータの送信を再開するように修正。