1.16.0

このバージョンの主な変更点

Genvid Studio の改善

バージョン1.16.0には、Genvid Studio のユーザー体験とサービス品質の様々な向上が含まれています。

  • Genvid Studio は Wipe フィルタに対応しています。また、すぐに使える便利な要素がたくさん含まれています。
  • 新しい Scene Widget でシーンの設定を保存して、再使用することができます。
  • オーディオ、ビデオのトランジションのタイムインターポレータを追加
  • Studio のパフォーマンスと操作性も改善しました。

クラスタページが Bastion UI の Terraform ページになりました。

Cluster Terraform の構成を含め、すべての Terraform の構成を Terraform ページにグループ化しました。クラスタの Terraform 構成を管理するプロセスは変更されていません。しかし、改善された UI により、より少ないクリック数で構成を完了することができ、構成をより簡単にナビゲートすることができます。

Leafd メトリクス

合計 22 個の新しいメトリックがリーフから放出されます。leafd の新規メトリックの詳細については、メトリックの解説書を参照してください。新規メトリクスの使用方法については tick のサンプルを参照してください。

新イベントページ

キャプチャしたイベントデータのイベントページでの表示方法を変更しました。トリガされたすべてのイベントのログではなく、各イベントの概要を表で表示するようにしました。JSON 形式でサマリーをダウンロードすることもできます。

配信図サンプル

新しいサンプル bcast は、配信の異なるジョブの概要を図で確認することができます。

ノード、ジョブ、サービス、ストリーム、配信データのステータスが含まれます。

その他小さな変更点や修正点

  • [web-sdk] Web SDK ログの制御を追加しました。genvidConfig.IGenvidConfig.console で新しい設定を参照してください。
  • [web-sdk] Twitch Playerのコードを取得するためにhttpの代わりにhttpsを使用しました。これにより、httpsのWebページ上でTwitch Embed Playerを使用することが修正されました。
  • [cluster-api] Bastion の Vault の情報に基づいて、起動時にクラスタの Vault アドレスとトークンを正しく設定します。クラスタではなく Bastion の Vault にシークレットが保存される問題を修正しました。
  • [cluster-api] Nomad ジョブの必要なリソースを減らし、同じ PC から同時に複数のクラスタを管理することができます。
  • [toolbox] genvid.toolbox.BaseTool.install_file() メソッドにバックアップ引数を追加し、非静的にしました。
  • [toolbox] 環境変数 VAULT_TOKENVAULT_KEYS~/.vault-token~/.vault-keys のファイルの中身より優先されます。
  • [terraform] 信頼できるアクセスの管理を支援するために、クラスタモジュールに``trusted_security_groups`` リストを追加しました。
  • [services] サービスのアドレスが、健全なサービスを指し示すようになりました。これにより、サービスが発見しやすくなりました。
  • [services] Leafd に、リーフあたりの接続数を制限する新しい設定 services.leaf.maxConnections を追加しました。これにより、リーフヘルスチェックが 429 Too Many Requests を返し、Discod で利用可能な URL からサーバーが削除されます。
  • [composed] サーバーが停止している場合、bulb サービスに再接続します。この変更により、データストリームが強固になっています。
  • [ingest] 2 つの取り込み間の待ち時間が 1 秒以下に短縮されました。
  • [ingest] 取り込みからフレームに参照クロックを追加しました。FileSource フィルタの遅延が、この参照クロックを調整することができます。
  • [youtube player] ゲームで不規則なストリームが生成されたときに、遅延のドリフトが起きないようにします。
  • [cluster/bastion] ジョブの開始に失敗した場合、すべてのジョブの開始がエラーを戻すようになりました。
  • [cluster-ui/bastion-ui] 読みやすくするため、ジョブ設定のモーダルウィンドウを大きくしました。
  • [cluster-ui] クラウドでイベントが表示されない、イベントタブのバグを修正しました。イベントサブスクリプションエンドポイント /events/results/{counter:[0-9]+} を修正しました。
  • [bastion-ui] すべてのジョブを開始すると、cluster-api のジョブも開始されます。
  • [bastion-ui] Terraform ページで、左パネルの設定タブをアルファベット順にソートしました。
  • [bastion-ui] Terraform All Configs 画面で、クラスタのリストが長い場合にスクロールできるようにしました。
  • [studio] Studio で Wipe トランジションがサポートするようになりました。
  • [studio] シーンウィジェットを追加しました。ユーザーが、ビデオレイアウトまたはそのオーディオミキサーの設定を保存およびロードできるようになりました。
  • [studio] オーディオとビデオのトランジションにタイムインターポレータを追加しました。
  • [studio] ゲームのビデオフレームが低下したときのモニターの遅延を回避。
  • [studio] ソースパネルのスライダコントローラ以外のすべてのスライダコントローラの動作が、マウスや指を離すことなく、すぐにユーザー入力を反映するように変更しました。
  • [samples] Web サンプルの @types/bluebird のバージョンを 3.5.20 に修正しました。これは TypeScript 2.5.2 と互換性がある最後のバージョンです。
  • [rootd] CPU とメモリの使用効率を向上。
  • [ingest] Ingest テンプレートの extradelayntp.server パラメータを公開。これにより、ソースのエンコード遅延、クロックドリフトを正確に補うことができます。