1.3.0
このバージョンの主な変更点
試験的な Genvid UI
本リリースでは、Python ラッパーなどの Web ベースの API を搭載した Web インターフェイスを導入しています。どこからでもクラスタを構成、管理、監視することができます。
プロジェクトファイル形式の変更
プロジェクトファイルの形式を少し変更しました。 image
および binary
要素を config
要素に変更し、key-value ストアの操作に使用します。詳細は、アップグレードのセクションを参照してください。
Web API での raw データへのアクセス
Web API において、 IDataStreamFrame
および IDataNotification
が ArrayBuffer
型の rawdata
メンバーへのアクセス権を付与するように変更しました。このデータは、ソースデータが UTF-8 でエンコードされている場合、ブラウザが文字列の内部表示に UTF-16 を使用しているために、文字化けが発生してしまう欠点を回避するためのものです。新しい rawdata
は、ソースのエンコードに応じて、 genvid.UTF8ToString()
または genvid.UTF16ToString()
をコールして string
に変換することができます。
以前の data
メンバーは引き続き使用できますが、廃止したものとみなし、今後のバージョンでは削除されます。
ビデオのサイズが無効な場合、クロッピングや黒い帯が発生する
以前のリリースでは、設定ファイルの設定と、幅と高さが一致していない場合、ビデオがストリーミングされませんでした。ネイティブ SDK が改良され、ビデオは常にストリーミングされるようになりましたが、画面がクロップされたり、右側や下側に黒い帯が出たりする場合があります。こうした現象が発生する場合、WebGL データがビデオフィードを適切に配置できないため、警告メッセージがログに記録されます。
重要な問題はありますが、Unreal Engine、Unity の両方でエディタウィンドウは、ビデオデータを表示できるようになりました。
その他小さな変更点や修正点
[unity] Web サイトの変更および、
getParameterUTF8()
関数によるリークの修正。[events] イベントシステム読み込み時の競合を修正。
[samples] Docker イメージを作成するまで、サンプルがローカル Web サイトを構築しなくなりました。