1.13.0
このバージョンの主な変更点
Bastion で Cluster-API を実行
cluster-APIは、クラスタの代わりにbastionで動作するようになりました。これは、クラスタが停止している場合でも、このサービスを利用できることを意味します。また、Bastionからこのジョブを停止、再起動することができます。
クラスタがジョブを持つ新機能を追加しました。Bastion 内の個々のクラスタごとにジョブが実行されます。
UE4 Genvid モジュール (クライアント/サーバー)
Genvid モジュールは、Genvid SDK クライアント/サーバーアーキテクチャに準拠しています。 Genvid モジュールは、SDK バージョン1.12.0 と下位互換性があります。このバージョンへの移行に関する情報は、1.13.0 リリースノート、または解説書の Blueprint およびクライアント/サーバーのセクションを参照してください。
新ヘルスページ
クラスタ UI と Bastion UI の両方で、ヘルスを確認するヘルスページが追加されました。
YouTube の同期と長時間安定性の改良
システムに数多くの改善を行いました。
ネットワークの輻輳が発生した場合に、コンポジションサービスでメモリ使用量が増加してしまうバグを修正。
ASIO 仕様に準拠するようコードを更新しました。
コンポジションサービスと Genvid SDK に参照クロックを追加しました。
欠落フレームの検出精度の向上。
gvencode がコンポジションの終了を受信する場合のクラッシュの回避。
gvencode が新しいジョブを開始する準備ができたときに、コンポジションサービスで発生していたクラッシュを修正。
不正な NTP 応答を受信した後に gvencode が停止していたバグを修正。
より正確なデータ同期。同期は送信時間に基づくようになりました。
その他小さな変更点や修正点
[sdk] ネットワークの輻輳が発生した場合に、コンポジションサービスでメモリ使用量が増加してしまうバグを修正。
[sdk] ASIO 仕様に準拠するようにコードを更新。
[sdk] いくつかのデータ競合を修正。
[sdk] 同じフレーム番号を持つフレームをドロップするようになりました。
[sdk] 無効なストリームタイプのメッセージは、SDK に到着するとドロップされるようになりました。
[bastion-api] terraform コマンドを終了する可能性を修正。
[consul] Consul リクエストがエラーを返したときの CPU 負荷の問題を修正。
[cluster-api] ジョブで
consul-template
を実行しているときに Vault トークンを更新しなくなりました。[ami] Genvid Python ツールボックスが Genvid AMI に追加されました。
toolbox_location
変数を Genvid Bastion がアクセス可能なパスに設定することで、更新することができます。[ami] wingame AMI に最新の Windows Update がインストールされていることを確認します。
[toolbox]
genvid-ami
に新しいdelete
コマンドを追加しました。[toolbox]
@file
構文を使用して、引数リストをファイルに渡すことを許可します。 例:genvid-ami delete -n @todelete.txt
[toolbox]
genvid-ami list
コマンドに--region
引数を追加しました。[toolbox] 接続を受け入れる前に Vault を初期化する場合の、サービスのインストール (
genvid-bastion install
など) の競合を修正。Consul が再起動により破棄された後、またはスリープ状態になっているマシンでしばしば発生します。[toolbox]
genvid-ami
のclean
コマンドでのエラー処理が改善されました。[terraform] 3 つの Genvid Terraform リポジトリ (
cluster
、game
、genvid
) は、単一のリポジトリSDK-X.Y.Z
にグループ化されました。[broadcast pipeline] コンポジションサービスと Genvid SDK に参照クロックを追加しました。
[services] 初期データストリームキャッシュの設定を許可。 設定は
genvid.dataStreams
で行ってください。[composed] すべての失われたフレームを記録。 1000 フレームごとに 1 つのログではありません。
[composed] 欠落フレームの検出精度の向上。
[composed] 欠落フレームのメッセージによるログの過多を回避。
[gvencode] gvencode Docker イメージ内の壊れたフォントファイルを修正。
[gvencode] gvencode がコンポジションの終了を受信する場合のクラッシュの回避。
[gvencode] gvencode が新しいジョブを開始する準備ができたときに、コンポジションサービスで発生していたクラッシュを修正。
[gvencode] studio のモニターが接続されているときのリソースリークを回避。
[ntp] デフォルトの ntp サーバーを pool.ntp.org に変更。
[ntp] 不正な NTP 応答を受信した後に gvencode が停止していたバグを修正。
[youtube player] より正確なデータ同期。同期は送信時間に基づくようになりました。
[standalone player] コンポジションサービスがクラッシュした場合、ビデオ再生が自動で再開するようになりました。
[statsd] URL の変更や接続エラーが発生した場合に再接続できるよう、statsd URL にウォッチを追加。
[statsd] statsd サービスを探す際に長いポーリングクエリを使用し、終了時のクラッシュを修正。
[genvid-bastion] サービスではなくジョブにのみに影響を与えるために、
genvid-bastion stop
と``start`` コマンドに新しいオプション--jobs-only
を追加。[linux] Linux サーバーとイメージを Debian 9.4 にアップグレード。
[linux] Linux がシグナルを発生させた際に、スタックフレームをログに追加し、デバッグ情報でビルド。
[cluster-ui - bastion-ui] UI のヘルプボタンからの SDK 解説書、フォーラムページ、サービスのバージョン情報へのアクセスを追加。
[cluster-ui - bastion-ui] about プロンプトに SDK バージョンを追加。
[cluster-ui] システムジョブが正常に実行され、複数のタスクが実行されているが 1 つのタスクカウントしか持たない場合に、誤った色が表示される問題を修正。
[bastion-ui] 空でないクラスタにモジュールをインポートできるようになりました。
[swagger-ui help] Swagger UI から API コールを試す機能を追加。
[unity prefab] Genvid ビデオスクリプトから
Camera
キャプチャタイプの選択を削除。Texture
キャプチャタイプは、Camera
とTexture
キャプチャタイプの両方をサポートするようになりました。[unity prefab] プレハブのデフォルト値を変更して統合を高速化。
[unity prefab] ビデオが反転する問題を防ぐために、テクスチャとカメラによるビデオキャプチャのサポートを強化。
[unity-plugin] Unity editor を閉じてクラスタ選択が保存されるときのエラーを修正。
[ue4-plugin]ビデオストリームとビデオキャプチャの開放の問題を修正。
[ue4 plugin] Unreal Engine 4.18、4.19 との互換性を追加。
[ue4 plugin] レスポンスやリクエストが有効でない場合に起こる潜在的なクラッシュを回避するため、Rest API 検証を追加。
[ue4-plugin] PCH ファイルを無効にする際のコンパイルエラーを修正。
[tutorial] ライブ配信時間 (エンコーダクロック) に加えて、デバッグオーバーレイにセッション時間 (ゲーム内クロック) を追加。
[studio] タッチスクリーンを使いやすくするため、スライダコントローラを最適化。
[studio] ビデオトランジションのプッシュとカバーを追加。
[studio] オーディオミキサー スライダの使用中に発生するクラッシュを修正。
[studio] ページを変更後に動作を停止するモニターページを修正。
[studio] 機能していなかったダッシュボード作成を修正。
[studio] モニタービューでオーディオのないソースを選択する際に起こる gvencode のクラッシュを回避。
[documentation] REST API の例を追加。
[documentation - unity] ローカルでの統合を容易にする新しいステップごとの解説を追加。
[documentation - unity] Unity 統合で参照する優良事例のリストを追加。
[documentation - cloud] ゲームマシンのパブリックマシン IP についての説明を追加。
[unity サンプル] 他のサンプルと同様にフルスクリーンボタンを追加。
[ut4-sample] 特定のカメラを使用する際に、すべてのチームデータの送信を妨げてしまう恐れのある、プレイヤー選択のハイライトの色が正しくないバグを修正。