Genvid クラスタの設定

Bastion サーバーの設定

クラスタを作成するには、まず、Genvid bastion サーバーが実行されている必要があります。Bastion サーバーは、 genvid-bastion スクリプトを使用して設定および管理できます。次のコマンドを実行すると、必要最小限のサービスで設定できます。

Shell から

genvid-bastion install --bastionid mybastion --checkmodules --update-global-tfvars --loadconfig
–bastionid mybastion

このオプションは bastion の一意の識別子を設定します。次の形である必要があります。

  • 3 ~ 8 文字。
  • 小文字、数字、ハイフンのみで構成。
  • 冒頭は必ず小文字のアルファベット。
–checkmodules
このオプションを使って、インストールされていない場合に新しいモジュールをインストールしたり、既にインストールされている場合は更新を行います。
–update-global-tfvars
このオプションは、グローバル terraform 変数を更新します。
–loadconfig
このオプションはジョブとログを読み込みます。

重要

クラスタを設定する前に、azure アカウントが設定されており、azure にログインしていることを確認してください。また、azure ベースのイメージを作成して設定する必要があります。azure にログインしてイメージを設定する方法については、 クラウド環境の作成 を参照してください。

クラスタの設定

次のステップで、クラスタを管理するための Bastion-UI の Web サイトを開きます。

  1. Shell から

    genvid-bastion monitor
    
  2. Terraform ページを選択します。

  3. Add Config をクリックします。

  4. 一意の ID を入力します。

  5. カテゴリに cluster を選択します。

Create a cluster

必要に応じて、他の backend を選択することができます。現時点では、デフォルトのままにしておきます。バックエンドによっては、変数の設定が必要になる場合があります。

クラスタ作成後、ステータスは EMPTY になっています。これは、クラスタにモジュールが必要であることを意味しています。クラスタのステータスには、次のようなものがあります。

Terraform モジュールによるクラスタの初期化

クラスタを構成する前に、モジュールを初期化する必要があります。そうすることで、モジュールのテンプレートがコピーされ、必要なモジュール、プラグインがダウンロードされます。

  1. Commands をクリックします。

  2. SDK-{version}/basic/azurerm_basic_cluster のモジュールを選択します。

  3. Import module をクリックします。

Terraform module

初期化ログが表示されます。このステップには、数秒間かかります。

クラスタのインフラストラクチャをビルドする

クラスタのインフラストラクチャをビルドするには、Terraform 実行プランを適用します。

  1. Plan Apply をクリックして、実行プランを作成します。

  2. 変更内容が、必要な内容と一致しているかを検証します。

  3. Apply をクリックしてプランを実行します。

Terraform Plan Apply
Terraform Apply

ログが表示されます。

Terraform によるインフラストラクチャのビルドに失敗した場合:
  • エラーメッセージを確認します。
  • 設定を更新します。
  • もう一度適用します。

この手順が完了すると、クラウド上でクラスタが動作します。Terraform ページの All Configs を確認すると、ステータスは UP になっています。これは、インフラストラクチャのビルドが問題なく動作していて、Genvid SDK が使用可能なことを表しています。

注釈

不要になった既存のクラスタがある場合、指定のコマンドを使用してクリーンアップします。詳細は 不要なクラスタのクリーンアップ を参照してください。