ローカル環境

ローカル環境では、完全なプロダクション (クラウド) デプロイを行うことなく、アプリケーションの開発やテストができます。既成のサービス設定をゲームと一緒に動作させることで、プロダクション環境と同じサービスを使用することができます。

ローカル専用バージョンとプロダクションバージョンとの主な違いは以下の通りです。

  • スケーラビリティのサポートは無し。
  • ハードウェアでの直接エンコードには非対応。
  • サービスの動作環境がセキュアでない。

注釈

ゲームとクライアント間の実際のレイテンシをチェックしたり、選択したサービスでライブストリーミングを視聴してもらい、Web コードをテストするには、ライブストリーミングサービスに接続する必要があります。

プロジェクトがストリーミングサービスで動作するように設定する方法については、クラウド環境 を参照してください。

その他の必要なサービス

Genvid サービスで特殊なタスクを行うには、追加ソフトウェアに依存しています。デフォルト設定については、以下を利用します。

Consul

Consul は、key-value ストアに設定を格納したり、登録、監視、利用可能な他のサービスの発見のために使用されます。

Vault

Vault は、トークン、パスワード、証明書、API キーといったシークレットを保管、格納し、アクセスを厳重に制御するために使用します。

Nomad

Nomad はスケジューラです。さまざまなアプリケーションを Linux および Windows にインストールして、開始、監視するのに役立ちます。

SDK には、クラスタの監視と管理を行う Web インターフェイスも含まれます。

デフォルトの Genvid 構成として Consul、Vault、Nomad を選択したのは、インフラストラクチャーへの依存度が低いためです。デフォルトの設定はそれらのサービスに依存しますが、皆さんが好みのサービスに簡単に置き換えることができるように、アプリケーションの依存度は最小限に留めています。

genvid-sdk ツールは、アプリケーションで Genvid SDK を使用するために必要なすべてのサービスを設定します。ローカルおよぶクラウドの両環境で使用してください。