Genvid SDK 0.6.1 - アルファリリース¶
Genvid Technologies SDK アルファリリースへようこそ。本リリースの目的は、弊社 API 初のプレビューの提供と、ゲームを使用して、Genvid ストリーミングの開発を始めていただくことです。
本リリースはローカルでの使用専用ですが、実際の製品版リリースに含まれるものに近い体験をしていただけます。また、アルファ版ソフトウェアであるため、一部の API、設定フォーマット、変数、機能は、フィードバックに基づいて変更される場合がありますが、今後のリリースに向けて明確で分かりやすいアップデートを行っていく予定です。
本リリースでは、安定性の問題により、一部の機能が使用できなくなっています。また、完全版のリリースまでに修正予定の既知のバグがありますが、開発上支障を来すものではありません。
使用できない機能¶
本リリースには、サーバー上でのサービスのデプロイを行うことができなくなっています。この機能は、SDK 1.0 のリリースで実装予定です。今後 (1.0 までに) 実装予定の機能には次のようなものがあります。
- 音声のキャプチャとストリーミングへの対応
- ユーザーの認証と確認
- シークレット (secret) パラメータの取り扱いの安全性向上
- ハードウェアエンコード
今後追加を予定しているもの¶
さらに、初期公開後に公開する新機能を準備中です。
- 複数のデータセンターに対応
- 複数の配信セッション管理
- 同一インスタンス、または複数のインスタンスからの、複数の動画およびデータのストリーミング
- 外部ソースからの外部オーディオ/ビデオストリーミング
- インスタント リプレイ
- ライブ動画編集と基本コンポジション効果
- データストリームのオフライン録音と再生
- オフライン配信セッション編集
既知のバグ¶
このリリースでは一部のバグが未修正のまま残っていますが、まもなく修正する予定です。
nomad-ui にログが表示されない¶
Nomad-ui では、この問題は修正済みですが、Nomad の最新バージョンが必要です。Windows では問題が発生します。また、 tutorial.py log
、 tutorial.py stderr
、 tutorial.py stdout
をコールすることで、タスクのログにアクセスすることができます。
初めてのジョブがスタートしないことがある¶
tutorial.py setup
、 tutorial.py start
のいずれかを使用して、チュートリアルを開始する場合、HTTP URL への接続エラーのメッセージが表示され、一部のタスクが開始しないことがあります。これは、通常は、Consul サーバー、Nomad サーバーのスタートアップ時の競合の問題です。コマンドを繰り返すことで、解決します。
Windows がスリープ状態から復帰後、アプリケーションが正常に動作しない¶
Nomad 自体の動作を含め、スリープ中のジョブで問題が発生する場合があります。Nomad 側で修正される可能性は低いですが、プロダクション環境では発生しません。最善の回避方法としては、サービスの実行中は Windows がスリープ状態にならないようにするか、 tutorial.py reinstall
でサービスを開始しなおすことです (tutorial.py restart
だけでは不十分です)。
バイナリパスのスペース¶
Nomad の厳格な検証ルール のため、ジョブで使用する実行ファイルのパスを指定する際に、スペースは使用できません。Windows では、パスが 8.3 形式に短縮されますが、ファイルシステムによっては、失敗する<short-path-disabled_> 可能性があります。また、実行ファイル自体の名前にスペースが含まれている場合、Nomad で使用するプロセスイメージ名が 8.3 形式で生成されるため、非対応となります。
手動で再スタートした後、YouTube のストリームが正しくリセットされない¶
サービスが停止して、その直後に再スタートした場合、YouTube のストリーミングサービスは、同一ストリーミングセッションであると判断します。ほとんどの場合は、これで問題ありませんが、サービスと実際の視聴との間に長い遅延が発生するために、直前のセッションが表示されてしまう可能性があります。今後のバージョンでは、新しいストリームを適切にリクエストする方法を実装する予定ですが、それまでは、YouTube ダッシュボードからストリームキーをリセットするか、サービスを再スタートする前に、しばらく (1 分程度) 時間を空けるようにしてください。
ゲームのサービスとの接続が切れた時に、最後のフレームがリピート状態になる¶
ゲームの接続切れが適切に検出できないため、動画の最終フレームが表示され続けてしまいます。今後のバージョンで、適切に検出して、ストリームを一時停止するようにします。
始めに FFmpeg が開始できず、再試行までさらに 15 秒かかる¶
ポートがうまくバインドされていないため競合が発生しており、エンコード処理の開始に失敗しています。これが原因で、再試行が行われるまでに、さらに 15 秒間の遅延が発生します (通常は、再試行で成功します)。この問題は、今後のバージョンで修正予定です。
Unreal Tournament の Web サイトに、多数のプレイヤーが表示されることがある¶
Web サイトのコードが、現在のプレイヤーを適切にクリアしていない場合があり、以前のゲームのプレイヤーリストがクリアされず残ってしまう可能性があります。この現象は、新規ゲームを自動で開始した時にのみ発生し、手動で再スタートした場合には発生しません。