チュートリアル用サンプル

このセクションでは、ローカル環境でのチュートリアル用サンプルの設定および実行方法を紹介しています。どのように動作するかを確認することで、このアプリケーションへの SDK の統合 方法やプロジェクトで必要な項目が分かり易くなるはずです。

概要

このチュートリアル用サンプルアプリケーションは、マイクロソフト社の公式 D3D11 サンプル を利用しています。SDK で利用可能になる機能を体験していただけるよう、Genvid をサンプルに統合しています。

内容

チュートリアルアプリケーションでは、Athos、Porthos、Aramis という 3 つのキューブが表示されます。それぞれのキューブは、既定の方向に回転や移動を行います。キューブが端まで移動すると、反対側に移動し、移動を継続します。以下の操作により、一度に 1 つのキューブを操作することができます。

  • 矢印と W A S D キーで、選択したキューブの軌道を変更。
    方向を変更すると、オブジェクトの回転も変更されます。
  • 123 キーでキューブを選択。
  • 選択したキューブの色をテンキーパッドで変更。
  • 選択したキューブの向きを 0 キーでリセット。
  • 選択したキューブの位置を P キーでリセット。
  • Backspace キーでキューブの動きを停止。

はじめに

  1. 最新のGenvidSDK を`ダウンロード <Genvid SDK Download>`_してインストールします。
  2. Genvid ツールボックス スクリプトをインストールします。
  3. Genvid 監視サービス をインストールします。

チュートリアルを起動します。

  1. プロジェクト設定を消去して読み込みます。

    genvid-sdk setup # Make sure the local cluster is created.
    genvid-sdk clean-config # Clean old config in case of existing cluster.
    genvid-sdk load-config-sdk # Configure the basic services for the SDK.
    
  2. /samples/tutorial ディレクトリに移動します。

  3. プロジェクトのビルドに使用する Genvid ファイルをコピーします。

    py tutorial.py prepare
    
  4. プロジェクトと Web サイトを構築します。

    py tutorial.py build
    
  5. チュートリアルを読み込みます。

    py tutorial.py load
    
  6. Cluster UI を起動します。

    genvid-sdk monitor
    
  7. Jobs タブをクリックします。

  8. START ALL をクリックします。

    以下のジョブが開始されます。

    • services
    • チュートリアル用アプリケーション
    • Web

    サービスを個別に開始することもできます。

    ジョブステータスが running に変わると、リンクがアクティブになります。

  9. Links セクションで TUTORIAL DEMO をクリックしてチュートリアルを起動します。

  10. 終了後、STOP ALL をクリックするとすべてのサービスが停止します。