ツールボックスのインストール

Genvid ツールボックスは、クラスタの構成、管理、および監視に使用する一連のスクリプト、アプリケーション、API です。

重要

Windows PowerShellには、Genvid MILE SDK Pythonスクリプトを使用する際に問題を引き起こす可能性のある解析ルールがあります。具体的には、バックスラッシュの後に引用符(/")を付けて解釈するため、ディレクトリパスを含むコマンドでエラーが発生する可能性があります。

この問題を回避するには、最後のバックスラッシュを削除するか、文字列を2つのバックスラッシュで終わらせます(//")。これにより、PowerShellは文字列を正しくパースすることができます。

詳しくは、PowerShell *CommandLineToArgvW* function のドキュメントを参照してください。

注釈

Azure での作業を予定している場合は、次の手順に進む前に Python 3.8 がインストールされていることを確認してください。

同時にインストールできるバージョンは 1 つのパッケージのみのため、SDK のインストールフォルダで install-toolbox.py コマンドを実行してインストールする必要があります。

重要

SDK の新しいバージョンをインストールする際には、必ず Genvid Toolbox を再度インストールしてください。

SHELL ウィンドウのコマンドラインで:

  1. SDK インストールフォルダに移動します。

  2. install-toolbox.py スクリプトを実行します。

    py install-toolbox.py
    

注釈

Python 仮想環境 (venv) を使用している場合、py ではなく、python を使用してください。マシンの Python インストールからではなく、venv 内でスクリプトを実行していることが確認できます。

python install-toolbox.py

--user オプションで、Genvid Toolbox を現在のログインユーザー専用にインストールします。上位の権限がある場合、引数 --user を消すことで、システム全体にインストールを行うことができます。

完了後、インストールスクリプトは、ツールボックスが正しくインストールされていること、環境の PATH 変数に含まれていることを確認します。ツールボックスのインストールで利用できないものがある場合は、 install-toolbox.py スクリプトに -p オプションを指定して実行し、環境の PATH を手動で追加してください。

py install-toolbox.py -p

詳細は、 Using Python on Windows および Installing Packages を参照してください。

重要

ツールボックスのインストール後、変更を反映させるには、open shell ウィンドウを再起動する必要があります。

注釈

以前のバージョンの Genvid MILE SDK では、Toolboxパッケージが自動的にインストールされました。これらのバージョンのSDKをアンインストールすると、現在インストールされているGenvid Toolboxもアンインストールされます*異なるバージョンであったとしてもアンインストールされます*。新しいバージョンもインストールされている状況で、これらのバージョンの SDK を削除した場合も、Genvid ツールボックスをインストールし直す必要があります。

AWSとAzureのサポートを廃止

デフォルトでは install-toolbox.py がAWSとAzureに必要な依存関係のものをを全てインストールします。 バージョン1.33.0以降では、インストールしないことも可能です。 そのためには、 --no-extra オプションを付けてコマンドを実行します。 これは、すでに存在するパッケージを deinstall するのではなく、単にインストールを回避するだけであることに注意してください。

参考

個別に有効にする方法については、 AWS クラウド環境 および Azure クラウド環境 を参照してください。