クラウドの SDK

クラスタが作成できたら、SDK とプロジェクトをアップロードする必要があります。

クラスタに SDK を読み込む

クラウドにプロジェクトを読み込むには、始めに SDK のイメージをアップロードします。

genvid-sdk -c myclusterid upload-images-sdk -u

次に、SDK の設定を行います。

genvid-sdk -c myclusterid setup

これで Cluster-UI でサービスが利用可能になります。次のコマンドで、Cluster-UI を開くことができます。

genvid-sdk -c myclusterid monitor

ジョブリストは空ですが、一番上にノードリストが確認できます。 game ノードのように、ノードが表示されるまで時間がかかる場合があります。

注釈

Windows サーバーの設定は、平均して 15 分から 25 分で終了しますが、1 時間程度かかることもあります。設定にそれ以上の時間がかかる場合は、クラウドプロバイダーに確認して、ノードが最終的に設定可能か、またはノードに他の問題がないかを確認してください。

すべてのノードが使用できない場合でも、SDK の構成をクラスタに読み込むことができます:

genvid-sdk -c myclusterid load-config-sdk

SDK の定義が読み込まれ、1 つのジョブ、services が登録されます。

オプション: 特定のストレージアカウントを使用する環境を設定する

Genvid MILE SDK は画像をアップロードする際に、デフォルトで自動的にストレージアカウントを作成します。ツールボックスのコマンドを実行するコマンドプロンプトから AZURE_STORAGE_ACCOUNT 環境変数を設定することでこれを上書きすることができます。Azure環境とやり取りするコマンドを実行するたびに、この作業を行う必要があります。

AZURE_STORAGE_ACCOUNT には、使用するストレージアカウントの名前を設定する必要があります。たとえば、ストレージアカウントの名前が genvidtechprivate の場合、AZURE_STORAGE_ACCOUNTgenvidtechprivate に設定する必要があります。

Azure ストレージアカウント名の要件

  • Azure 内で ユニーク であること、
  • 3 ~ 24 文字、
  • 数字と小文字のみを含むもの

ストレージアカウントが作成されるリソースグループは、デフォルトで Genvidtech に設定されています。オーバーライドするには、ツールボックスコマンドの実行に使用されるコマンドプロンプトから AZURE_STORAGE_ACCOUNT 環境変数を設定します。これは、Azure 環境と通信するコマンドを実行するたびに行う必要があります。

クラウドの DirectX サンプルを作成する

Docker ホストが正しく設定されている場合、DirectX ゲームのイメージをビルドできます (詳細は、 Docker を使用してイメージを作成する を参照してください)。

  1. クラウドイメージを構築します (これで関連するイメージが作成されます。クラウド上で実行する必要があります):

    py ./samples/cube/web/web.py build-cloud
    
  2. 作成したイメージをアップロードし、設定を更新します:

    py ./samples/cube/web/web.py -c USERNAME-CLUSTERNAME upload-images --update-config
    
  3. クラスタに cube 設定を読み込みます:

    py ./samples/cube/web/web.py -c USERNAME-CLUSTERNAME load
    
  4. ゲームのためのプロセスを繰り返します。利用可能な様々なゲームサンプルがあります。以下はDirectXのものです:

    py ./samples/cube/directx/directx.py prepare
    py ./samples/cube/directx/directx.py build-cloud
    py ./samples/cube/directx/directx.py -c USERNAME-CLUSTERNAME upload-images --update-config
    py ./samples/cube/directx/directx.py -c USERNAME-CLUSTERNAME load
    

この手順を実行すると、イメージが S3 で使用可能となり、プロジェクト設定がクラウドに読み込まれます。

  1. Jobs のページを開きます。

    genvid-sdk -c myclusterid monitor
    
  2. Start all ボタンをクリックします。

  3. CUBE SAMPLE のリンクをクリックします。

  4. すべてが正しく動作していることを確認します。

完了したら、 Stop All ボタンをクリックして、サービスを停止します。

Unity サンプルUnreal Cube サンプル は、同様の手順で、クラウドで実行可能です。