1.3.0 から 1.4.0 へのアップグレード

Vault を使用してシークレットを更新する

シークレットのサポートを開始しました。まだベータですが、現在、disco およびコマンドのシークレットを格納するために使用しています。このセクションでは、シークレットを使用するためのプロジェクトのアップデート方法を説明します。

設定内でシークレットを編集する

stream.hcl 内のシークレットを変更して、安全性を高めます。

secrets {
  disco {
    GENVID_DISCO_SECRET = "discosecret"
  }
  command {
    GENVID_COMMAND_SECRET = "commandsecret"
  }
}

テンプレートを変更する

vault でパスワードにアクセスするため、vault ポリシーを追加します

task "web" {
   ...
   // Add vault policy
   vault {
     policies = ["genvid"]
   }
   env {
     WWWROOT = "{{key `local/website/root` | js}}"
     // Get access to disco secret from vault and assign the environment variable
     # {{with secret `secret/disco` }}
     GENVID_DISCO_SECRET = "{{ .Data.GENVID_DISCO_SECRET }}"
     # {{end}}
     // Get access to command secret from vault and assign the environment variable
     # {{with secret `secret/command` }}
     GENVID_COMMAND_SECRET = "{{ .Data.GENVID_COMMAND_SECRET }}"
     # {{end}}
     PORT = "${NOMAD_PORT_web}"
   }
   ...
}

静的バインディングを変更する

現在、環境変数を使用してポートの静的バインディングを設定しています。Web nomad のテンプレートで環境変数を使用するために、変更が必要です。

port "web" {
  // {{- if (keyOrDefault `genvid/static_binding` `false` | parseBool)}}
  static = 3000
  // {{- end}}
}

次のように変更します

port "web" {
  {{- if (env "GENVID_STATIC_BINDING" | parseBool)}}
  static = 3000
  {{- end}}
}

Unity SDK の更新

GenvidPlugin と C# スクリプトを使用して通信を行う代わりに、現在、Genvid SDK に関連するすべての呼び出しに C# ラッパーを使用しています。

まず、GenvidPlugin は現在、ビデオキャプチャのためだけに使用します。この dll にアクセスするには、DLL import を使用する必要があります。また、コード内のループ処理でビデオキャプチャを実行する必要があります (以前はスクリプトで処理していましたが、コードに追加する必要があります)。

次に、Genvid SDK に関連するすべてのコールは現在、 GenvidSDKCSharp.dll を経由します。DLL を適切に使用するには、この DLL をプロジェクトに追加する必要があります。また、GenvidSDK へのコールも短くなり、 GenvidSDK.Initialize() の記述だけになりました。つまり、ほとんどのコールで Genvid を​​ 2 回記述する必要はなくなりました。

GenvidSDKCSharp のプロジェクトのサンプルを用意しましたので、ぜひ変更内容を確認してください。全体的には、GenvidSDKCSharp DLL で統合プロセスを簡素化し、他の C# アプリケーションをサポートできるようになりました。さらに、変更内容とステップごとの詳しい説明を更新した、 Unity サンプル統合 のセクションもご参照ください。