AMI の初期化

ゲームマシンの AMI には、使用できるようになる前に、いくつかの手動によるステップが必要です。基本イメージは、弊社が提供します。ソフトウェアに必要なライブラリ、オーディオドライバ、ビデオドライバをインストールします。

含まれるソフトウェア

現在の AMI は、以下に対応します。

  • Windows Server Datacenter 2019
  • .Net Framework Core および 4.5
  • Visual Studio C Runtime 2013 および 2015
  • DirectX June 2010

警告

パフォーマンスの関係上、AMI で Windows Defender、Windows Defender SmartScreen、 Windows Firewall は無効にしています。

以下のオープンソースのコンポーネントもインストールします。

  • ConsulNomadPython

    Genvid Stack の起動に必要です。

  • TightVNC

    GPU へのアクセスが可能なため、クラスタへのリモートアクセスに使用します。

    アクセスと管理に使用するデフォルトのパスワードは 1genvid6 です。クラスタにアクセス可能なのは開発マシンのみですが、このパスワードの変更をお勧めします。

  • Consul-template

    マシンでのサービス起動に使用します。

  • AWS コマンドライン インターフェイス

    Amazon のさまざまなサービスへのアクセスに使用します。

AMI の開始

始めに、bastion サービスが起動していることを確認します。

genvid-bastion install --bastionid mybastion --checkmodules --update-global-tfvars --loadconfig

以下のコマンドを実行して、AMI を起動します。

genvid-ami setup mycluster --az b

mycluster は、実行中の他のクラスタと区別するための一意の名前です。 genvid-ami のほぼすべてのコマンドのコマンドラインに追加します。クラスタの実際の名称は、区別するため、 -ami-setup のサフィックスが付加されます (例: mycluster-ami-setup)。

アベイラビリティゾーン

–azアベイラビリティゾーン を指定します (ここでは b)。Windows AMI には GPU インスタンスが必要ですが、GPU インスタンスは、すべてのアベイラビリティゾーンで利用できるわけではありません。

選択したゾーンで GPU が利用できない場合、次のようなエラーが出ます。

Your requested instance type (g2.2xlarge Windows) is not supported
in your requested Availability Zone (us-east-1a). Please retry your
request by not specifying an Availability Zone or choosing
us-east-1c, us-east-1b, us-east-1d, us-east-1e.

その場合、別のゾーンを使用して、コマンドを実行する必要があります。アベイラビリティゾーンの名称がエラーメッセージに表示され、オプションは名前の最後の文字列に対応しています (us-east-1bb など)。

コマンドは、デバイスの外部 IP を唯一の信頼できる IP として、基本 Genvid イメージで小規模な VPC を開始します。Windows での最初の実行時には、必要なエレメントの設定に時間がかかります。スクリプトが停止するまで約 30 分かかる場合があります。

スクリプトの終了後、次のようなメッセージが表示されます。

You can now connect to the game machine on vnc://<some ip address>:5900/

パブリック IP とデフォルトポート (5900) またはポートをブランクのまま TightVNC ビューアを起動します。パスワードは 1genvid6 です。

クラスタ IP を探す

以下のコマンドを実行してマシンの IP を調べます。

genvid-ami output mycluster game_public_ips

もう一度 genvid-ami setup mycluster を実行してもよいでしょう。